私は子供の頃の80年代から90年代前半まで、父の仕事の関係で家族と共にスペインに住んでいた時期がある。あれからかなりの年月が経過し、記憶もだいぶ曖昧になってきた為、絵の練習も兼ねて当時の思い出を形にしたいと考えた。「あの頃」は子供時代のスペインでの思い出をイラストと共に短い記事にまとめた連載である。子供だったので学校の思い出が中心となるが、お暇な時にぜひご覧いただければ幸いである。
さて、記念すべき初回は、スペインの首都、マドリッドへと飛び立った時の事である。両親からスペインに行く事を告げられたわけであるが、私は2歳にも満たなかったためスペインを発音することができず、「チュペイン」と言っていたらしい。そして母に一日何度も「どこ行くの?聞いて」とねだり、「チュペイン!」と答えるのが楽しかったらしい。オツムの弱い子みたいで恥ずかしい。。
絵には両親と姉と僕の4人が飛行機に乗っているが、実際は父が一足先にマドリッドへ出発して巣作りの準備をしていた。私は初めて乗る飛行機に興奮したのか、通路をだーっと走り回っていた。でも可愛かったのでシチュワーデスには人気だったって。
スペインではどんな楽しい生活が待ってるかな〜?